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宗教は4種類 @ ボルネオ島サバ州

マレーシアボルネオ島サバ州には大きく分けて4つの宗教があり、キリスト教・イスラム教・仏教(儒、道)・アニミズムとなります。マレーシア全体ではイスラム教徒が最も多いです。

宗教の概要

サバ州には、「サバ州の民族」にあるように、52の民族が居住していて、少数の例外はあるが、民族毎に宗教も決まっていると言っていい

大きく分けて、四つのカテゴリーに入るが、それは信者の多寡に従って並べると、キリスト教、イスラム教、儒・道・仏教、そしてアニミズムとなる。マレーシア全体ではイスラム教徒が60%ほどになるが、サバ・サラワク両州が属する東マレーシアでは、その割合はそれほど高くなく、筆者の推定では、サバ州では40%ほど、サラワク州に至っては20%以下である。

これは、西マレーシア(マレー半島部)とは歴史・民族的には全く別なのに、中国系との人口比率が拮抗している西マレーシア側が、中国系とインド系などの外来民族を除外した先住民族(ブミ・プトラ)の比率を上げるために、同じイギリスの植民地だった東マレーシアを取り込んだという政治的な動機からする経緯による。

では、以下に、上記の四つのカテゴリー別に述べていこう。


キリスト教

ローマン・カトリック

  • サバ州の最大多数民族のカダザン・ドゥスン族グループの圧倒的多数が属している。
  • 他に少数の中国系人、山奥のムルット族の多くも属している。
  • 19世紀終わりから州に進出してきたイギリス人が伝えた。

プロテスタント

  • 中国系に信者が多く、これもイギリス人から伝わった。

原理主義諸派

  • 州北部の、カダザン・ドゥスン族グループのルンゴス族のほとんどが属する。
  • フィリピンから州北部へ伝わった。

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イスラム教

  • 沿岸漁業民族の全てが属しており、州内での比率は約40%と見積もられる。
  • 15~16世紀頃、マラッカ王国からブルネイ王国やスルー王国を経て広まった。
  • 近年、フィリピンのスルー諸島からの移民により、割合は増加しつつある。

≫イスラム教の詳細はこちら

儒教・道教・仏教

  • いずれも、キリスト教徒以外の中国系の多数が現在も信奉している。
  • 日本の神仏混淆のように、三つの宗教の教義の区別は曖昧になっている。

アニミズム(原始精霊崇拝)

  • 数千年に亘って、サバ州の各民族の間で保持されてきた素朴な信仰。
  • 日本の国家神道以前の、原始神道との共通性が多い。
  • キリスト教徒やイスラム教徒でも、精神の奥底に影響を残している。

著者:三好良一


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更新:2015年09月28日|公開:2009年10月26日|カテゴリ:宗教

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