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断食は1ヶ月間続く|イスラム教の教義

イスラム教の教義の1つに断食があり、イスラム暦のラマダンの時期1ヶ月間、イスラム教徒は断食をしなければいけません。ただ日の出前と日没後は食事ができます。

イスラム教の教義

5行のひとつ

イスラム教の教義に「5行6信」があり、5行のなかに「断食」が含まれる。


1ヶ月間続く断食

イスラム暦の9月(ラマダン)に信者は1ヵ月間、日の出から日没まで、食べ物や飲み物、煙草はおろか、唾の飲み込みさえ禁止される。


貧しい人たちを理解する

この戒律は、食事にも事欠く貧しい人たちの心情を理解できるようにとの目的で定められたとされる。そして、それは五行の一つの「喜捨」、つまり貧しい人たちに積極的に施しを与えるべきだとする戒律とも似た目的であると言えよう。


断食月は食費が多くなる?

そのこと自体は、さすがの皮肉屋でひねくれ屋の筆者も認めるところだが、現状のイスラム教諸国での断食月の現状を見ていると首を傾げざるを得ない。マレーシアに限らず、どこの国でもそうだが、断食月には家計における食費の出費が、通常の月より遥かに多くなり、時には3倍になる場合もある。

それは、暑い日中にずっと空腹に耐えて我慢したのだから、断食が明ける日没後には精一杯美味しい物を食べようという気持ちなのだとは理解できる。しかし、早い話が、断食の目的が、日没後の美食の快感を増進させるための手段となっているわけで、本来の戒律の目的から大きく逸脱してしまっているのだ。戒律の空洞化とはこのことだ。


夕食に招待された

断食が明けた日没後に、信者から夕食の招待を受けたことがあるが、そこで出される食事の振る舞いの順序には、日本人は当惑してしまう、まずは、水が出される。これは、1日の断食で縮んだ胃に急に負担をかけないためで、合理的だと思う。しかし、その次に出されるのが、甘いお菓子やデザートなのには戸惑う。彼らの考えでは、胃のために、まずは軽い食事から順番に取って行き、最後に重たい食事をするべきだという理屈なのだが、デザートは食後に限ると考えている我々には馴染まない。

著者:三好良一


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更新:2015年09月28日|公開:2009年11月02日|カテゴリ:宗教

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