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天皇を外国人にどうやって説明すればいいか?

日本の伝統文化のシンボル「天皇陛下」をマレーシア人に説明する時、王様や皇帝ではない表現を使って説明します。今日11月23日は「新嘗祭」、天皇陛下にとって一番大事な宮中祭祀です。

天皇を外国人にどうやって説明すればいいか?

※上の写真は日本の皇祖神「天照大神」が鎮座する伊勢神宮


王様でも皇帝でもない...

天皇は王様ではない

日本の天皇を説明する時「王様|King」と言ってしまう人がいるかもしれませんが、ヨーロッパの王家を連想してしまいます。王は皇帝の下の位とされています。私腹を肥やし国民をないがしろにした国王の話は、世界中にたくさんありますが、日本の天皇にそんな話はありません。


天皇は皇帝か?

皇帝は英語で「Emperor」、私は中国の皇帝を連想してしまいしっくりきません。推古天皇の時代、摂政を司っていた聖徳太子は中国皇帝に対しこう文書を送っています。

東の天皇、敬(つつし)みて西の皇帝に白(もう)す

ここで初めて「天皇」という名称が登場し、中国の冊封体制から抜け出すきっかけとなりました。古代日本では「天皇」と「皇帝」がはっきりと区別されていたということです。特に中国皇帝は人々を奴隷のように使い、横暴でまるで神になったかのように振る舞っていたイメージです。


天皇は祭祀王である!

天皇は日本の宗教「神道」の最高権威で、「祭祀王」という呼び方が最も適切です。つまり「国と国民の平安を祈り続けておられる存在」、私たち日本人にはとても敬愛すべき存在です。

そこで世界中天皇に近い存在を考えたところ、カトリックの最高権威「ローマ法王」を思いつきました。英語では「Pope」と呼びます。これが今のところ一番しっくりする説明の仕方で、キリスト教徒も多いマレーシア人には素直に伝わります。


僕はこうやって天皇を説明

日本のという国を代表する天皇ですので、一言で簡単に説明するのではなく、多言を費やしてもしっかりと説明しています。

天皇とは日本宗教「神道」のトップで、王様でも皇帝でもなく「ローマ法王」に近い存在です。天皇は常に国民のために祈りを捧げる「祭祀王」で、政治に直接影響力を持ちません。日本人が真面目で平和を保っているのは、天皇を敬愛する心が国民の間にあり、そんな天皇は日本にとってとても大切な存在です。

2000年以上続く日本の歴史は天皇と共にあり、天皇と国民が相互に信頼し合って築かれたものです。天皇は決して特権階級の頂点にいる訳ではありません。僕はこんな日本に生まれて大変誇りに思います。


天皇陛下の影響力はスゴい!

いつも静かに国民の安寧を祈っておられる天皇陛下ですが、その影響力はスゴいです。特に2011年3月11日に起きた東日本大震災の時のこと、日本国内が大混乱で暗い雰囲気が日本中を覆っていた時、天皇陛下は日本国民に向けて御言葉を述べられました。被災者やその家族への励ましの御言葉、自衛隊員や警察や消防隊員へのねぎらいの御言葉。そのメッセージがテレビで放送された後、「復興!」をスローガンに日本国民一体となってこの困難を立ち向かいました。


今後の皇室について

皇室典範の改正を

現在は国会の審議を得ないと皇室典範は改正できません。以前の小泉政権時代に法案が出されましたが、結局通りませんでした。早く皇室典範を改正して、天皇陛下ご自身のご意思が反映される形になって欲しいです。


愛子さまが天皇ではいけませんか?

今皇室を直撃している一番の問題は、「男系男子」を天皇にしなければいけないのか?ということです。現在皇太子殿下には愛子さまが直系でおられますが、秋篠宮家には悠仁さまがおられます。男子を天皇にしなければならないのであれば「悠仁さま」が上位に来られますが、僕は愛子さまが将来の女性天皇で何がいけないのか?と思ってしまいます。

愛子さまの女性天皇誕生、その後の女系天皇の誕生も認められるよう皇室典範を改正して欲しいです。女性が天皇になれないなんて「男尊女卑」だと思うのですが...


男系を維持するなんて不可能

「男の子を絶対に生まなければならない!」なんて今の科学が進んだ世の中でも生み分けは不可能です。以前は「側室制度」があり子供がいくらでも作れる時代でした。しかし現在は一夫一婦が当たり前で、皇室にだけ側室を復活させる何て到底できません。

例えばイスラム教徒の場合、基本的に4人まで妻がもてることになっていて、もしその家系が男を後継者にしなければならないとしても、そんな難しくはなさそうです。「男の子を絶対産まなければいけないプレッシャー」を感じる女性は気の毒でしかありません。


今日11月23日は「新嘗祭」

天皇についてはまだ書き足りないですが、今日この記事を書いたのは訳があります。11月23日は皇室祭祀で最も重要な「新嘗祭(にいなめさい)」が天皇陛下によって行われています。現在は「勤労感謝の日」となっていますが、それは戦後GHQによって名前を変更させられたからです。おととい21日に衆議院解散が決まりましたが、それは「天皇の国事行為」で天皇陛下のご署名が必要です(少しでも陛下のご負担を軽くしようと思う議員はいないのですかね…)。そんな国民にも天皇陛下はいつも祈っておられます。

それでは、また。


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更新:2016年04月16日|公開:2014年11月23日|カテゴリ:ブログ|タグ:日本

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