海外旅行はボルネオ島へ★マレーシアで1番人気のある観光地!玄関口コタキナバルから、おすすめの現地オプショナルツアーを紹介します♥

風の下の国:ボルネオ島サバ州 コタキナバル旅行会社バタンガンレジャー

ボルネオゾウの死体が10頭発見!一体サバ州で何があったのか?

ボルネオ象の死体が10頭発見された
母親に寄り添う子象...

2013年1月30日の現地新聞に伝えられた、ショッキングなニュースの抄訳をお知らせします。


 ニュースの概要

【2013年1月30日の記事(抄訳)コタ・キナバル発、カー・ヨー・チョン記者】

サバ州東海岸、コタ・キナバルから約450 km離れたインドネシアとの国境の町タワウから130 km内陸に入った地点で、世界で最も小さい象であるボルネオ・ピグミー・エレファント(ボルネオ象)の死体が10頭発見された。

州生物保護局のローレンス・アンブ局長によれば、これらの死体にはいずれも、口と肛門部に毒物反応が検出された。

主任獣医のセン・ネイザン博士によると、これに先立つ23日には、WWF(野生動物保護基金)のスタッフが4頭の死体を見つけていたが、その後にも死体が発見されて10頭に達した。これらの象は雌が7頭、雄が3頭である。哀れを極めたのは3歳の小象が、母親が死んだことを認識できずに一所懸命に起こそうとしている姿だったと語る。

死体発見現場の近辺には、ヤヤサン・サバ(サバ財団)の子会社である原木伐採地や、油椰子(オイル・パーム)農園があるが、一般的には原木伐採活動は毒物は使わないのに引き換え、油椰子農園は大量の除草剤を使うので、この事が関係ありそうだ。


 本当に毒物で死んだのか?

ボルネオゾウ毒物で死んだのか?

以上が、私自身の若干の説明を加えた記事の抄訳で、まあ心の痛む出来事ではあるが、私にとってはそんな慨嘆よりも、記事の最後の部分に胡散臭さを感じて素直に承諾できない。何故なら、アフリカでの象牙密輸事件でもわかるが、象を殺害する目的の多くが象牙の採取なのは常識であり、この記事の写真は、いずれも象牙が生える頭の部分が写っていないところを見ると、どうも意図的にその部分の写真の掲載を避けているように思える。

アフリカ象の象牙の密輸にしても、犀(サイ)の角の密輸にしても、これらの密輸品を買う大口の顧客は中国人なのは世界の常識で、だからこれらの象を殺害したのは象牙の採取を目的とする、密輸業者かその取引坂関係の者たちの仕業に決まっている。それが、どうしてこの記事で告発されないのか?

この記事を書いた記者が中国系マレーシア人なのを考えると、環境問題を平然と無視して世界的な環境保全の取り組みにも異を唱え続け、今は北京などでの大気汚染問題を引き起こしている中国人の評判がこれ以上悪くなるのを恐れて、油椰子農園に批判の矛先を転じているようにしか思えない。或いは、政治家などに気兼ねしてのことかも知れない。曲学阿世(学問を曲げて世に阿る[おもねる]、へつらうこと)とはこのことだ。

確かに油椰子農園では、熱帯の雑草の繁茂を防ぐために大量の除草剤を使うが、非常に短期間に象を10頭も殺せる程ではなく、サバ州の油椰子農園では象の侵入(とは言え、元々の象の餌場のルートに人間が勝手に農園を開いているわけだが….)によって、油椰子の木がなぎ倒されたり、労働者の小屋が破壊されたりする事件は年中起こっている。だから、記者のこの部分の記述は全くの的外れと言わざるを得ないのだ。


 ボルネオ象は小型の像

ボルネオ象は小型の像
背の高い人ぐらいの大きさ
ボルネオ象は小型の像
かわいい子象です

ボルネオ象は、インド象とも言うアジア象の一変種で、大人の雄のアジア象の肩の高さが約2.5 m に対して約 1.8 mという小型の象である。ただ、この象が500年前にボルネオ島に生息していた証拠になる化石が未だに発見されていない。

ただ、その頃のブルネイ王国の記録に、王族の何かの祝い事の折りに、シャム王国(現在のタイ)から象が数頭献呈されたという記事があるから、この時に献呈された象がその後に野生化して、何らかの環境的要因で小型化したのではないかと言われている。


 奇形の子象が増えている!

ところで、私の大阪の知人でボルネオ象の研究を在野でやっている人の話によれば、主に油椰子農園の拡大や原木伐採などで森林面積が縮小して象の餌場も狭められて、人間が住む村に侵入して、そこで人間の食べ物を摂取したり、1990年代以降にエコ・ツアーが盛んになって以来の観光客の増加によって、彼らが持ち込む食品に含まれる化学調味料や添加剤などの環境ホルモンたっぷりの食べ物を口にしたりした結果なのだと考えられるが、奇形の子象が増えているらしい。

このような現象は日本でも見られていて、90年代に淡路島の日本猿の餌付けができる公園で生まれた子猿が、先天的に手がない状態で生まれた事例もある。この猿のことはテレビ番組でも取り上げられて話題になったらしい。

このように、20年ほど前は世界の僻地だったサバ州にも、現代文明の負の側面の現象が顕著になりつつある。今後、この時評で、そういった側面も多く取り上げていくことにする。

【筆者:三好良一|作成日:2013年2月3日】


関連ページ

スポンサーリンク

ページ上部へ戻る